空調機の使用電力を削減する方法

平均的なオフィスビルの電力消費量の48%程度は空調機器に使用されており(資源エネルギー庁推計より)空調機器の使用電力削減はオフィス全体の電力使用量削減に大きな効果があります。
そこで空調機器の使用電力を削減する方法をまとめました。


機器の点検
冷房シーズン前に、機器に接続されている配管・配線・据付状態を点検しましょう。

フィルターの清掃
フィルターが目詰まりすると風量が低下し、電力を浪費します。1年間フィルターの清掃をしないで空調機を使用すると電力使用量が10%前後増加します。

適切な温度の設定
冷房設定温度を1℃上げるだけで10%程度の電力削減になると言われています。
夏の冷房設定温度を28℃にすると相当な使用電力削減になります。

エアコンのデマンド機能による節電
デマンド機能とは複数の空調機の運転を制御、運転を分散することにより最大需用電力を抑える機能です。
電力使用量のピークを低く抑える効果があります。

機器の更新
古いタイプの空調機を新しい省エネタイプの製品に更新することで大幅な省電力になる場合があります。

リンク:Eco-ZEAS80(ダイキン工業)

空調機の熱交換器洗浄
空調機の熱交換器、ドレンパンを洗浄することで最大30%程度の電力消費量削減になります。

水冷却デマンド「スカイエネカット」
既存のエアコンに追加するオプション製品です。
水の潜熱を利用して冷房運転時の電力消費削減、ピーク電力低下させる効果があります。

リンク:スカイエネカット(オーケー器材株式会社)